2019年のJBCデー。南関競馬で唯一JBCが行われていなかった浦和競馬場での開催でした。その日の一番の話題といえば、なんと言ってもJBCスプリントでコパノキッキングに騎乗する藤田菜七子騎手が女性騎手初のG1勝利なるか。その歴史的瞬間を一目見ようと浦和競馬場の現地に向かいました。
その現地はというと人・人・人。報道によれば、レコード入場者数となる約29,000人がこの南関競馬・浦和競馬場に集まったとのことです。いつにない熱気に沸く場内。私は普段はネットでしか馬券を買わず、現地参戦は久しぶりのこと。「絶対に予想を当ててやる!」と鼻息荒く意気込んでいました。
前日見た地方競馬必勝法のyoutube動画で、「JRAの騎手はナナコをG1ジョッキーにするため忖度するはず!人気しているJRA所属のミスターメロディもサクセスエナジーも来ない!コパノキッキングは必ず来る!そして紐は地方の穴馬の台頭も大いに有り得る!」という予想を見て、これは菜七子の歴史的瞬間だけでなく、馬券的にも面白そうだなと思った私。
コパノキッキングから地方馬を中心に3連複を流し、コパノキッキングの応援馬券を購入しました。そしてJBCスプリントの発走。藤田菜七子コパノキッキングは先行集団に付け、良い感じで直線へ。「ナナコーーー!」という野太い歓声。「はい藤田菜七子騎手おめでとう」と思った瞬間、飛んできたのは御神本騎手のブルドッグボス。最後にコパノキッキングは差されて女性騎手初のG1勝利はならず。しかしJRA勢はコパノ以外全馬がすっ飛ぶという大波乱でした。「3、3着は…?」と確認したら、ブービー人気単勝467倍のトロヴァオ。そんな馬買えるか!ノボバカラが3着なら3連複取ったのに…と、菜七子が負けてがっかりしている観客と同じように、私も肩を落としてしまいました。
前日見た必勝法予想動画の予想はほぼ的中していたにもかかわらず、欲をかいて3連複にしてしまい3着にとんでもない超絶穴馬が来てしまい取れず。ちょっとほろ苦い体験でした。