新型クラウン2.5Lハイブリッドに試乗してわかったこと

新型クラウンを初めてネット上で見た時、大胆なフロントマスクにやや違和感があったのですが、実物を見ると印象は大きく変わり、日本車離れしたかっこ良さを感じました。

Cピラーがないリアにかけてのデザインも、欧州車で流行している5ドアクーペのような雰囲気があり気に入りました。インテリアはすっきりした印象は悪くないのですが、外観ほどの冒険がないのでやや拍子抜けしました。

ただクラウンならではの高級感は十分あり、オーナーの満足度は高いと思われます。ここにお洒落な新型クラウンのフロアマットなどを合わせると車内の雰囲気が足元から変わるかもしれません。

通販なら純正品と比べても安いのでおすすめです。

クラウンハイブリッドで試乗したのは最も売れ筋モデル184ps/221Nmを発揮する2.5リッター4気筒ハイブリッドで、ここに143ps/300Nmを発揮するモーターが加わります。システム最高出力は226psということですが、必要十分のパワーと言えるのでしょう。

最大トルクは数字上は余裕がありそうに思いましたが、坂道などを登るときはやや苦しく感じられる場面もありました。エンジン音はいたって静か、さすがはクラウンといった感じ遮音対策が十分施されているのがわかります。

新型クラウンの足回りやハンドリングもひと昔前のようなふわふわした心もとないものではなく、安定感があります。スポーティと呼ぶほどではありませんが、クラウンの購入層から考えると、これ以上スポーティな味付けは逆にマイナスとなってしまうことでしょう。